〜フィンランド在住
テキスタイルアーティスト Aoiさんが
タペストリーで織りなす
「シアワセな瞬間」とは?〜
第四話『フィンランドよりシアワセのタペストリーをお譲りします。』
「北欧のシアワセ、お届け計画」では
フィンランド ヘルシンキ在住
テキスタイルアーティスト
Aoiさんとご縁をいただき
みなさんの
『シアワセを感じられる空間作り』
のお手伝いとして
彼女の手がけたタペストリーを
日本で暮らすみなさんへ
お譲りさせていただきます。
©️ Kristiina Kurronen
『ヒュッゲ、暮らしの伝言。』は
日々の北欧暮らしから
シアワセのヒントをお届けしたい
と考えてきました。
「ヒュッゲ」とはデンマーク語で
「居心地の良さでシアワセを感じる」
という意味。
北欧で暮らすひとたちが
お家のインテリアにこだわるのは
家という空間が
「外」の慌ただしさから身を守る
心安らかな居心地のよさを感じられる
「内」であってほしいから。
心にじんわりと湧く
「安心感」からくるシアワセ。
©️ Kristiina Kurronen
テキスタイルアーティストAoiさんが
北欧の暮らしの中でみつけた
「シアワセの瞬間」を
一本の一本の糸に
ギュっと織り込んだタペストリーは
そんなホッとする
シアワセの空間を提供します。
©️ Kristiina Kurronen
Aoiさんのラーヌ織りタペストリー
『SAARISTO』
販売価格 182,420円
※額縁に飾った状態でお届けします。
サイズについて
タペストリー:W33×H36
額縁:W50×H53
素材について
糸: 綿
額縁: シルク糸の台紙とオーク材の額
(ガラスカバーなし)
※ご購入希望者様は
ぜひご連絡ください。
ハンドメイドの一点のみに限り
抽選で一名様にいたします。
タペストリーができるまで
©︎Aino Huhtaniemi
東京生まれヘルシンキ在住の
テキスタイルアーティスト
兼テキスタイルデザイナー
Aoi(吉澤 葵 よしざわ あおい)さん
まずはスウェーデンへアート留学。
テキスタイルアートを学びに
更に、隣国ノルウェーへ留学。
2011年にノルウェーの
二大国立芸術大学の一つである
ベルゲン国立芸術大学で
美術学士を取得。
更にそこから
2015年には
デザイン部門世界大学ランキング7位の
フィンランドの超名門大学
アールト大学院デザイン学部
テキスタイルデザイン専攻を卒業。
現在はデザインの本場ここ北欧で
テキスタイルアーティスト
兼デザイナーとして
最高品質のリネンやウールで有名な
老舗テキスタイルメーカー
LAPUANKANKURIT
(ラプアン・カンクリ)や
モダンなデザインで注目を浴びる
ストックホルム生まれの
老舗ファッションブランド
Tiger of Sweden
(タイガー・オブ・スウェーデン)
など
北欧の様々な有名デザインメーカーに
デザインパターンを提供したり
日本やフィンランドで
個人展を開催するなど
北欧デザイン界の最先端で
輝かしい経歴を残しています。
そんな彼女は
『瞬間アーティスト』
と呼ばれています。
「瞬間」とは?
それはAoiさんが
北欧の暮らしの中でみつけた
「シアワセの瞬間」
彼女の手がけるアート作品は
フィンランドの伝統的な織物
「ラーヌ織り」です。
手織り機で一本一本の糸を
丁寧に織り込んでゆき
彼女が実際に目にした
シアワセの瞬間を
抽象画として
タペストリーに映しだします。
今回お譲りするタペストリーの
大きなインスピレーションとなった
「シアワセの瞬間」とは?
©️ Kristiina Kurronen
作品のタイトルは『SAARISTO』
フィンランド語で群島という意味。
ある爽やかな夏のこと。
Aoiさんは
中世ヨーロッパの雰囲気をもつ
フィンランドの古都トゥルクへ。
トゥルクの海に浮かぶ小さな島々は
最も美しいといわれている群島。
ありのままの自然を残す島々は
北欧の爽やかな夏になると
さらに、魅力的に輝きます。
そんなトゥルク群島を
心地よい風を感じながら
サイクリングをすることに。
トゥルク群島のひとつの
ショーカル島(Kökar)まで
船で向かう途中のこと。
今回の作品の「瞬間」である
晴れた空と穏やかな海の間に浮かぶ
この島の風景を目にしました。
Aoiさんはこの瞬間
晴れた空の色と草木の色
島の大地の色と深い海の色が
まるで自然に作られた
美しいストライプに感じました。
このタペストリー『SAARISTO』は
そんな瞬間から拾い集めた
「自然の見てて気持ちのいい色」を
ラーヌ織りで映しだしています。
伝統的なラーヌ織りは
通常ウールの糸を使用しますが
今回は敢えて、
綿の糸を選びました。
綿糸がもつ質感は
Aoiさんのインスピレーションである
北欧の晴れた夏のフレッシュさを
ぴったりと表現してます。
実際に織り始める前に
この瞬間を構成している
「色集め」をはじめます。
色の絶妙な構成と配置を調整するため
まずは小さなデモ作品を作成します。
納得するまで
何度も、何度も。
一本一本の色の調整の繰り返しです。
サンプルがついに完成すると
愛用の手織り機で
いよいよ織りはじめます。
今回お譲りするタペストリーは
北欧フィンランドの伝統な織物
「ラーヌ織り」です。
実はフィンランドは
昔から織物が盛んな国。
この国発祥の
技法やデザインは様々です。
数あるなかで
たくさんの時間と
丁寧な作業が求められるのが
今回Aoiさんが手がけた作品
「ラーヌ織り」の技法です。
それではヘルシンキの桟橋から
フィンランド湾に浮かぶ小さな島
「ハラッカ島」にある
彼女のアトリエへ
タペストリーの製作過程を
少し覗かせていただきましょう。
本作品が織られたのは
クリスマスシーズンを迎えた
フィンランドの寒い冬。
首都のヘルシンキから
いつもは手漕ぎボートで
島へ向かいますが
今は何もかもが
魔法のように真白に凍りつく
北欧の特別な季節。
こんな時はゆっくりと
海の上を歩いていきます。
Aoiさんのアトリエは
フィンランド湾に浮かぶハラッカ島の
小さな丘を登ったところ。
早速、おじゃまします。
北欧の冬のお日様は
とっても優しい控えめな明るさ。
自然光のみで撮影しているので
少し暗く感じますが
これも、ひとつのヒュッゲ。
こちらが今回のタペストリーを織る
Aoiさん愛用の手織り機です。
まずは細い丈夫な綿のタテ糸を
ひとつひとつ手作業で
しっかりと張っていきます。
タテ糸をきれいに張り終えたら
さあ、次はヨコ糸です。
ラーヌ織りの特徴として
ヨコ糸のみを意図的にみせることで
デザインを織りなします。
織る以前に試行錯誤を重ねた
「シアワセの瞬間」の色集めの過程は
このヨコ糸の色の厳選と
色の混ぜ具合の絶妙な調整に
活かされてゆきます。
タテ糸がみえなくなるまで
ひとつも隙間を空けないように
ヨコ糸を一本一本しっかりと
手織りで打ち込んでゆきます。
ラーヌ織りは
敷物に向いていると言われるように
生地が型崩れしないよう
しっかりと力強く
織り込んでいきます。
そのため
とても時間のかかる
丁寧な細かい作業を求められる
織物のひとつなんです。
幾度にも渡る「瞬間」の色集めと
色の織り込み加減の試行錯誤。
ラーヌ織りの特徴である
ヨコ糸をしっかりと打つ大変な作業。
たくさんの時間をかけて
「シアワセ」をギュッと
織り込んでゆきます。
アトリエの窓からは
真っ白の銀世界に映える
赤い小さなお家がみえます。
Aoiさんのインスピレーションである
北欧のうつくしい自然を
ふと、窓から眺め癒されながら
丁寧に作業を進めていきます。
縦糸を作る工程から織りあがるまで
約30時間かかりました。
仕上げとして
このタペストリーの良さを引き出す
ぴったりの素敵な「額縁」を
街へ探しに行きましょう。
訪れたのは
オシャレな北欧デザインが集まる
ヘルシンキの街角に佇む
この額縁屋さん。
様々なデザインとカラーの縁が
取り揃えられていましたが
一般的に使用されるのは
白の台紙にガラスのカバーだそう。
しかし今回の作品は
北欧の自然から集めた
心地よい色のみで
織りあげられたもの。
木の色に近いシルク糸でできた台紙と
オーク材のシンプルな額縁に
ガラスのカバーは敢えてなしで
飾ることにしました。
綿の糸で織られた
作品のテクスチャーと
北欧の自然から生まれた
この瞬間のあたたかさが
十分に伝わるように
こだわって選でいます。
とっても優しくて
ちょっぴりシャイな店員さんが
タペストリーのサイズを測り
台紙に丁寧な手縫いで
留めてくださいました。
これで
Aoiさんのタペストリーは
ついに完成です!
©️ Kristiina Kurronen
Aoiさんのラーヌ織りタペストリー
『SAARISTO』
販売価格 182,420円
※額縁に飾った状態でお届けします。
サイズについて
タペストリー:W33×H36
額縁:W50×H53
素材について
糸: 綿
額縁: シルク糸の台紙・オーク材の額
(ガラスカバーなし)
※ご購入希望者様は
ぜひご連絡ください。
ハンドメイドの一点のみに限り
抽選で一名様にいたします。
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